宇宙から雷を観測するための装置です。
国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟から地球上の雷発生時の電波(VHF波)を観測し、雷のメカニズムの研究に役立っています。
雷観測ミッションの目的
宇宙航空研究開発機構 (JAXA)日本実験棟船外実験プラットフォーム第二期ポート共有利用ミッションの一つとして、選定されたものであり、2012 年の打ち上げとその後の数年間にわたり雷放電及び高高度放電発光現象の観測を行うことを目的としている。
(1) 全地球規模の雷放電および高高度放電発光現象の時間空間分布の解明
(2) 高高度放電発光現象の水平空間構造の解明
(3) 高高度放電発光現象の近紫外域における発光スペクトルの解明
(4) 地球ガンマ線の発生起源の解明
雷観測装置の要件
① 超極真空の環境に耐えること。
② -150℃~+150℃の温度環境に耐えること。
③ 打ち上げの強烈な振動や音波に耐えること。
④ 宇宙放射線や紫外線の環境に耐えること。
⑤ 地上での作業保管で錆びないこと。
※この製品は現在は販売しておりません。