有線放流警報システム 導入事例

「ダム放流警報システム」は、ダム放流前に、河川流域の住人等に対して【サイレン】【回転灯】【マイク放送】による警報を行うためのシステムです。

ダム放流（河川水位上昇）の際、川沿いにいる人が巻き込まれるなどの事故を未然に防ぐための設備として、ダムの安全管理・運営に欠かせないものです。

ここでは、小規模ダム向けの放流警報システムとして、既設専用線を使用し有線のみで構成した事例をご紹介します。

有線Aダムの事例をご紹介します。
主要機器は、放流警報制御装置（親局）1台、有線警報装置（子局）4台、操作卓1台、遠隔制御器1台、プリンタ1台で構成し、管理所と各子局に設置し運用します。
伝送路は下記のように有線で接続します。
操作卓はPCタイプで製作しており、マイク放送などは操作卓の隣に設置した遠隔制御器で行います。

河川下流に設置している子局を制御し、サイレンや回転灯を作動させます。
また、本装置にて小局の動作結果を確認することができます。

親局の制御によってサイレンや回転灯を作動させ、河川下流に対してダム放流警報を報せます。

ダム放流警報装置システムを、本装置から監視や制御を行うための装置です。
PCタイプの操作卓です。